普通二輪 大雨と風の中での卒業検定 前編

前回の教習みきわめから1週間。
実際にバイクには乗れず、ひたすら"イメージトレーニング"で何度もコースを走っていました。

その間は検定中の色々な良からぬ事態を想像して一人で心配になっていました。
最終教習の時の半クラッチが急に出来なくなりエンストを繰り返すというまさかの失敗を思い出すと、もう本番が心配というより恐怖です。

教本の一番最初に戻り、正しい発進方法から確認。

最初に2,000~3,000回転までアクセルを開けてからクラッチを繋いでいくのか~

もう知っている人からすると当たり前ですが今更そこを確認している始末。
そう・・・
もうバイクに乗って練習ができない以上、今自分に出来ることは、今まで出来ていた事を確実に本番でも出来る様に確認することでだけなんです。
一週間も乗っていない自分は急に新しいことが出来る様になるとは思えないので、本番で変に挑戦して失敗するより無難に出来ることを丁寧にやり、精度を上げていくことなのかと思いました。
あとは緊張しないでやるだけ!

検定当日(5月21日)はよりによって久しぶりの悪天候。

大雨と風が強い日でした。
今までの教習では雨や風が強かった日がなく、本番ではどのような危険が潜んでいるかわからない恐ろしさ。



検定が始まる1時間半も前から万全の準備をするために教習所へ行きました。

レッドブルで気合を入れます

あまりに早すぎの教習所入りですれ違うインストラクターさんに「そろそろ検定ですね?」「頑張ってくださいね」という感じで声をかけられ励まされました。

検定待機室には自分を含め男性6名。

大型二輪が2名と自分も含めた普通二輪4名というメンバーです。

初めて会う人ばかりでしたが、緊張をほぐす為に一人に話を聞くと教習は少し前に終わって検定待ちでやっと受ける人や、すでに何回か落ちていて今回で3回目という人もしました。

お互い緊張感が漂う中、検定係の教官の説明が開始。
事前に聞いていた内容で減点の基準や中止の条件などなど。
急制動の制限ラインも晴天時11mから雨天時の14mに変更になりました。
検定員の先生からは「急制動は停止位置が延びたから楽勝だと思いますよ」と言われ少し気が楽に。
と言っても、そこまでに検定中止になっていたら話になりません。

検定車両は普通二輪用のCB400SF & 大型二輪用のハーレー

でも外は大雨と強風という状況。
プロテクターを付けてレインウェアを借りましたが他の教習生も利用しているのでサイズが小さい物しかありません。
仕方がないのでピッタリめの窮屈なものを着用しました。
パンツ部分のサイズがピッタリしているので普通にしていてもニーグリップが出来そうです。が、最初にバイクに跨る時にいつもより足が上がらなく乗車しにくい感じがしましたので始まるまで一人で足を開いてストレッチをしていました。

自分の出番は5人目。

最初の一人目の人が出発してずっとその動きを追って見学。
流石に上手い。。。
コースの途中は死角になるので待機場所からは見えません。

しばらくして、ずぶ濡れの一番手の人が戻りました。
そのまま準備をして待つこと約30分。

みんなそれぞれ複雑な顔で戻って来ます。
でも皆さん上手い!

さぁ次は自分の番です。

つづく

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